【プロトレーナー解説】痩せているのに足が太い原因と痩せる方法

足の太さで悩まれている女性は意外に多いです。
足の太さのお悩みの1つが「痩せているのに足が太い」という項目です。
このようなお悩みが出てきます。
そこで今回は、痩せているの足が太い原因と解消方法を解説します。
痩せているのに足が太いのには、ちゃんと原因があります。
ここの原因を知らないまま、足を細くする方法を実践しても、逆に足が太くなる場合もあります。
そうならない為にも、正しい方法をちゃんと知っておきましょう。
痩せているのに足が太いのは「骨格体型」
最初に知っておくべきポイントが「骨格体型」です。
まず骨格体型は、生まれつき個人差があるのを知っておきましょう。
特に骨格体型で個人差が出るのは、下記の項目です。
さらに、ここから骨格体型は5つのタイプに分かれます。
どの骨格体型が一番良いというのはありません。
この中で、痩せているのに足が太く見える体型タイプが「A型」です。
肩幅が狭いため、上半身が華奢に見えます。
しかし、骨盤幅が広い為、肩幅と比べると骨盤幅が大きく見えてしまい、結果的に足が太く見えます。
これを解消する為にも「歪み」を無くす事が必要です。
様々な部位に歪みが引き起こると、肩幅がより華奢に見えてしまい、さらに足が太く見えてしまます。
そうならない為にも、足が太い原因を1つずつ解消する事が不可欠です。
ウエストに対するバストの割合(縦軸)と、ウエストに対するヒップの割合(横軸)で体型を分類すると、バスト優勢なV型、ヒップ優勢なA型、ウエストがくびれたX型、ストレートなI型の4タイプに分けることができる。
参照元:ワコール人間科学研究開発センター
痩せているのに足が太い7つの原因
こちらでは、痩せているのに足が太い7つの原因について、解説します。
これらの内容が、痩せているのに足が太い原因として挙げられます。
1つでも当てはまる項目がある方は、要チェックです。
足の筋肉太り
1つ目の原因は「足の筋肉太り」です。
痩せているのに足が太い場合、足の筋肉が過剰に太くなっている可能性が高いです。
特に足の筋肉太りが引き起こるのは「太もも」「ふくらはぎ」です。
普段からつま先重心になると、太もも・ふくらはぎは常に力が入った状態になります。
その結果、太もも・ふくらはぎは過剰に発達してしまい、筋肉太りを引き起こします。
筋肉太りを緩和する為にも、普段からの立ち姿勢を気をつける事が大切です。
体脂肪率が多い
2つ目の原因は「体脂肪率が多い」という点です。
痩せているのに足が太い女性ほど、体脂肪率が多い傾向があります。
体脂肪率が高いと、足が太く見えてしまいやすいです。
ちなみに、足の脂肪が増えやすい部位が「お尻」「内もも」です。
これらの部位に脂肪が多くなると、より一層足が太く見えてしまいます。
そうならない為にも、体脂肪率は20ー25%の間で維持するようにしましょう。
※18%以下になると月経が止まる可能性があるので、下げ過ぎには注意します
骨盤が歪んでいる
3つ目の原因は「骨盤の歪み」です。
骨盤の歪みで代表パターンが下記になります。
これらが骨盤の歪みとして挙げられます。
これらの骨盤の歪みが引き起こると、足のラインを大きく崩す原因に繋がります。
その結果、お尻や足を太く見せてしまいう悪循環が働きます。
そうならない為にも、骨盤の歪みを整える事は最優先になります。
浮腫み・冷え
4つ目の原因が「浮腫み・冷え」です。
浮腫みが引き起こると、血液の循環が悪くなり、血行不良を引き起こします。
さらに、足の血行不良が引き起こると、足先まで血液が流れないので、冷えに繋がります。
浮腫み・冷えが引き起こった結果、足がパンパンになってしまい、足が太く見えます。
また血液内の酸素供給が上手く出来なくなる為、脂肪燃焼の効果も下がりやすいです。
そうならない為にも、足の歪みを無くして、足のラインを綺麗に保つ事が必要です。
座り姿勢が歪んでいる
5つ目の原因が「座り姿勢の歪み」です。
座り姿勢の歪みの代表格が「猫背」です。
猫背になると、背中全体が大きく丸くなる姿勢になります。
特に座り姿勢による猫背は、普段からデスクワークで過ごしている方に多いです。
ずっと座っていると、お尻の筋肉を全く使わなくなるので、お尻が大きくなる原因に繋がります。
そうならない為にも、普段からの座り姿勢を綺麗に作る事が大切です。
立ち姿勢が歪んでいる
6つ目の原因が「立ち姿勢の歪み」です。
女性の立ち姿勢の歪みで多いのが「足をクロスに組んで立つ姿勢」です。
普段、駅のホームで電車を待っている時に作りやすい姿勢です。
足をクロスに組んで立つと、左右の足の股関節の歪みを引き起こしやすくなります。
股関節の歪みが引き起こると、足のラインが崩れてしまい、足が全体的に太く見えてしまいます。
その為にも、普段からの立ち姿勢にて歪みが起こらないように意識する事が大切です。
歩き姿勢が歪んでいる
7つ目の原因は「歩き姿勢の歪み」です。
歩き姿勢の歪みの代表例が「内股」です。
内股は、足全体が内側に捻れる歪みを指します。
常に内股で歩いてしまうと、お尻が大きく引き伸ばされた状態になります。
その結果、お尻が弛んでしまい、お尻が大きくなってしまう原因に繋がります。
足が太くならないように、普段からの歩き姿勢を綺麗に整える事が大切です。
足の太さの理想サイズ
ここでもう1つ知っておかないといけないのが「足の太さの理想サイズ」です。
痩せているのに足が太い場合、シンプルに足の太さが太い場合が考えられます。
その為にも、足の太さの理想サイズを知る事が大切です。
お尻、太もも、ふくらはぎの測定方法
今回は、「お尻」「太もも」「ふくらはぎ」の測定方法を解説します。
足の太さで一番影響を受けるのが上記3つの部位です。
これらの理想サイズを知る事で、数値面でも足が太く見えるのを緩和する事ができます。
お尻の理想サイズと測る位置
お尻を測る位置は、左右のお尻横の出っ張りを基準に測定します。
お尻の理想サイズ=身長×0.54
(160cmの場合:160×0.54=86.4cm)
太ももの理想サイズと測る位置
太ももを測る位置は、太ももが一番盛り上がっている部分を測定します。
太ももの理想サイズ=身長×0.31
(160cmの場合:160×0.31=49.6cm)
ふくらはぎの理想サイズと測る位置
ふくらはぎの測る位置は、ふくらはぎが一番盛り上がっている部分を測定します。
ふくらはぎの理想サイズ=身長×0.21
(160cmの場合:160×0.21=33.6cm)
これらの数値測定の結果を基準に、あなたに必要な解消方法を選択する事が重要になります。
この後は、足が太いのを解消する方法を解説します。
足が太いのを解消する7つの方法
ここからは、足が太いのを解消する7つの方法を解説します。
あなたの目的やライフスタイルに合わせて、継続出来る方法を選択しましょう。
座り姿勢
こちらの項目では、普段から行える「座り姿勢の作り方」を解説します。
こちらの座り姿勢は、姿勢・骨盤の歪みを緩和する効果があります。 ※姿勢を作る際、腰を反らし過ぎないように注意します
立ち姿勢
こちらの項目では、普段から行える「立ち姿勢の作り方」を解説します。
こちらの立ち姿勢は、股関節の歪みを緩和して、足のラインをキレイに整える効果があります。 ※立ち姿勢を作る際、つま先に体重を乗せ過ぎないように注意します
歩き姿勢
こちらの項目では、普段から行える「歩き姿勢の作り方」を解説します。
こちらの歩き姿勢は、内股を緩和して、お尻を引き締める効果があります。 ※歩き姿勢を作る際、反り腰にならないように注意します
ストレッチ
こちらでは「ストレッチ」について、解説します。
あなたの身体に合わせたストレッチを選択しましょう。
骨盤のストレッチ
【難易度:★☆☆】
こちらのストレッチは、骨盤の歪みを緩和する効果があります。 ※足を抱える際、お尻が床から浮き過ぎないように注意します
お尻のストレッチ
【難易度:★☆☆】
こちらのストレッチは、内股を緩和する効果があります。 ※ストレッチを行う際、首や肩に力が入り過ぎないように注意します
筋トレ
こちらでは「筋トレ」について解説します。
あなたの目的に合った筋トレを選択しましょう。
お腹の筋トレ
【難易度:★★☆】
こちらの筋トレは、反り腰を緩和する効果があります。 ※上体を起こす際、肩甲骨がギリギリ浮かないように行います
腰の筋トレ
【難易度:★★☆】
こちらの筋トレは、猫背を緩和する効果があります。 ※両足を上下する際、上半身が浮かないように注意します
お尻の筋トレ
【難易度:★★☆】
こちらの筋トレは、内股を緩和して、お尻を引き締める効果があります。 ※足を動かす際、骨盤がグラつかないようにします
食事
こちらでは、普段から行える「食事」について解説します。
あなたのライフスタイルに合わせて、行える方法を選択しましょう。
タンパク質が不足する
1つ目は「タンパク質不足」です。
タンパク質が不足すると、肌・爪・髪・筋肉の構成が上手く出来なくなってしまいます。
その結果、運動しても引き締まらなかったり、肌・爪・髪がパサパサになってしまいます。
その為にも、タンパク質は1日に体重分を摂取しましょう!(例:体重52kgなら52g摂取する)
炭水化物の過剰摂取
2つ目は「炭水化物の過剰摂取」です。
炭水化物を過剰摂取すると、血行不良になってしまい、足がむくんで太くなります。
意外に炭水化物は、知らない間に食べ過ぎてしまっている事が多いです。
その為にも、1食あたりの炭水化物は1つに絞りましょう。(例:パスタ+パンはNG)
水分が不足する
3つ目は「水分不足」です。
水分は、人間が生きていく上で必要な栄養です。
水分不足になると、肌、髪、爪の乾燥・集中力の低下などが引き起こります。
血液中が水分不足になると、酸素運搬が身体全体に出来なくなります。
その為にも、下記の1日の水分摂取量を目安にしてみましょう!
夏などの暑い時期は、発汗量も多いですので、少し多めに摂取されるのもOKです。
「体内でつくられる水」とは、タンパク質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水を指します。運動や温熱環境のために発汗量が通常より多いときには、それに見合う水分量の確保が必要となります。
参照元:厚生労働省
脂質と塩分の過剰摂取
4つ目は「塩分の過剰摂取」です。塩分の摂り過ぎは、ダイエットにとっても敵と言われています。
塩分を摂り過ぎると、血行不良が引き起きてしまい、運動しても燃焼効果が少なくなったりします。
しかし、完全カットもNGです。人間のカラダにとって塩分も必要な栄養の1つです。
その為にも、塩分も1日の中で適切な量を摂取してあげましょう。
※生活習慣病を患っている方は、数値が変わりますのでご注意下さい。
ファッション
こちらでは、普段のファッションでの工夫できる方法を解説します。
あなたのライフスタイルに合わせて、毎日のファッションも工夫してみましょう。
ワイドパンツ
普段から履くパンツは「ワイドパンツ」がオススメです。
ワイドパンツを履く事で、足の太さを隠す事が出来ます。
またパンツの色を「黒色」「寒色」にしたり、「縦柄」のデザインを選ぶのもオススメです。
フレアスカート
足のラインをわかりにくくする方法の1つに「フレアスカート」もオススメです。
足の太さをフワッとしたスカートで隠しながら、上半身のシルエットを強調します。
そうする事で、足のラインを細く見せる事が可能です。
足首のロールアップ
足のラインを細く見せる工夫の1つに「足首のロールアップ」が挙げられます。
パンツを履いた際、足首のロールアップを行う事で、足首のラインを細く見せられます。
足首のラインが細く見える事で、足全体のラインが綺麗になります。
ヒールやブーツを履く
足のラインを綺麗に見せる方法の1つに「ヒールやブーツを履く」という選択肢があります。
ヒールやブーツなどの踵が高いモノを履くことで、足の縦ラインを長く見せられます。
そうする事で、足のラインを細く見せる事が出来ます。
普段からヒールやブーツを履いていない方は、低い高さから履いてみましょう。
まとめ
今回は、痩せているのに足が太い原因と痩せる方法について解説しました。
痩せているのに足が太い原因の大きな理由は「歪み」による影響でした。
その為にも、様々な歪みを最優先で整えて綺麗にする事が必須です。
痩せているのに足が太いのがお悩みの方は、歪みを整える事から実践しましょう。